akam 甘美な恋人3 2026.4.6

自分の二次創作中の赤安について学習させたAIに、プロットに対して執筆作業において下地のみを任せ、私が更に加筆修正等の細かな編集を行っています。無断転載等はおやめください。





朝の光はすでに届いていた。
カーテンは開けられている。差し込む光が床を白く照らし、空気に温度を与えていた。季節はもう春の終わりに差しかかっている。朝の空気は冷たすぎず、しかしまだ夏の重さはない。
時刻は七時。
ベッドの上では、赤井がまだ眠っている。深く沈んだ呼吸。時差の残る身体がようやく休息を得ているのが分かる。その顔は、普段よりも力が抜けていた。
降谷はすでに一度外に出ていた。走り、汗を流し、シャワーを浴び、今は部屋着にエプロンをつけてキッチンに立っている。
包丁の音が響く。味噌の香りがゆるやかに広がる。和食にしようと思ったのは意図的だった。赤井から、和食のほうがあっさりしているから好きだと前に聞いたことがある。
そのとき、ふと背後の空気が動いた。

「Good morning.」

低く、眠気を引きずった声。
降谷は手を止めずに応じる。

「Morning. Did you sleep well?」
「More than I expected.」

短いやり取り。それだけで十分だった。
重い足音が洗面所へ向かい、水音がしばらく続く。その間も、降谷は淡々と調理を進めていた。
すると背後に、再び気配。今度はすぐ近く。
腕が腰から回り、後ろからゆるく抱き寄せられた。赤井の体温が背中に触れる。まだ目覚めきっていないのか、その力は強くない。ただ、離れる気もないようだ。

「どうしたんですか」

振り返らずに問う。
赤井は答えず、降谷の首元に顔を埋める。呼気が肌に触れて、くすぐったい。
ややあって、低く声が落ちた。

「My dear… I feel like being spoiled today.」
(愛しいひと……今日は甘えたい気分なんだ)

降谷は小さく眉を寄せる。

「甘えたいのは、返信を待たされまくった僕ですけど?」

返す声は拗ねている。赤井は微かに笑った気配を見せる。

「なら、今日は一日中、君を甘やかそう」

その言葉と同時に、腕の力がそっと強まる。降谷が何か言い返すより先に、肩越しに顔が寄せられた。
唇が触れる。背後から、斜めに重なるような不意打ちのキスだった。
ん、と小さく息が漏れる。驚きと、拒絶しきれない感情が混じる。
数秒だけ触れて、離れる。だが、赤井は離れない。額が肩口に軽く触れたまま、呼吸だけが残る。
降谷はしばらく動かなかった。

「ほんとに、調子がいいな」

呆れたような声。だが、突き放す気配はない。
味噌汁の湯気が、二人の間をゆっくりと上っていく。
背後の体温は離れない。

朝の光は変わらず差し込んでいる。
時間は確かに進んでいるはずなのに、この瞬間だけが、ゆるやかに引き延ばされていた。
離れていた時間の分だけ、今は近すぎるくらいでちょうどいいのだと、どちらも言葉にせずに理解していた。




続き